リサイクルショップ 大阪を考えてみる
いま、日本に歴史的な「巨大な波」が押し寄せてきている。
信じられないほど猛烈なトレンドがこの日本と私達に迫っている。
二○○七年夏と秋の二度にわたって世界を襲ったサブプライム暴落はあくまでも〃前兆″にすぎない。
やがて、猛烈な津波が世界大恐慌となって私達の頭上に降りかかってくることだろう。
世界大恐慌がやって来る。
なぜか。
実は日本だけは蚊帳の外だが、日本以外のすべての名だたる国々はすべてバブルだからである。
はっきりいって人類の歴史始まって以来の「全世界バブル」といってよい。
飛行機でわずか二時間半の上海へ行ってみるがよい。
すべての人々が株や不動産に投機し、誰も下がることなど考えてもいない。
私の知り合いの中国人有力者は「中国経済は永遠だ」と叫んだ。
学生までがすべての奨学フーロロ金を株に突っ込んで投機に走っている。
もう、頭がオカシイとしか思えない。
私達日本人もいまから二○年近く前の一九八八〜八九年には同じ状況だったから、他人のことはいえないが、中国人はいまや巨大な幻想と熱狂の中にいる。
さらに日本から六時間半のシンガポールにも行ってみるがよい。
日本よりはるかに物価もオフィス賃貸料も安いはずだったこの国でも、異常事態が起きている。
この二年の間にオフィス賃貸料が三倍になってしまったのだ。
こうしてアジアからヨーロッパまで、果てはニューヨークまで、世界のほとんどの地域がバブルの熱病にうなされている。
しかし、バブルは必ず弾ける。
とすれば、私達を待ち受ける運命とは何か。
実は、今回のサブプライム暴落で日本の株式市場が世界で一番下がった。
これが将来の日本の運命を暗示する。
もう、はっきり言おう。
世界恐慌が来て大不況に突入したら、私達のこの国は再び税収が大きく減り、バラまきは増える。
すでに一二○○兆円ある公的部門(政府)の借金はやがてGDPの三倍である一五○○兆円になり、本当に国平成一九年一二月吉日が破産する。
その後は推して知るべしだ。
かつてのロシア、アルゼンチンと同じ未来が私たちを待っている。
ハイパーインフレと徳政令の嵐の中で、ほとんどの国民の財産が消えていく。
二○一○年がそのスタートの年になるのか。
いずれにせよ、まもなく世界大恐慌がやってくる。
備えない者は全財産を食いちぎられることだろう。
ここは警告であると同時に、それを乗り切るためのサバイバルのためでもある。
私たち人類文明の歴史といえば、大体八○○○年くらいのものだろう。
ただし、ある程度の記録が残っている歴史となると、おそらくローマ帝国以降の二○○○年くらいのものではないだろうか。
いま、その二○○○年の歴史のなかでまさに初めてのことが起きている。
それこそがここのタイトルにある「全世界バブル」である。
ここ数年、世界中いたるところでバブルが発生している。
しかし、バブルは必ず崩壊する。
日本は世界に先駆けてそれを経験し、十数年死ぬ目にあってきた。
私たちはそれを世界に警告できる立場にあるといえる。
バブルはいかに人類の歴史に大きく関わり、人類の歴史を変えてきたか。
そして、それは私たち日本人にとってどういう意味があるのか。
バブルの膨張と崩壊についてここで詳しく述べていきたい。
では、世界のバブルの実態はどれほどのものなのだろうか。
世界がバブルだといっても、それは日本にいると全くわからない。
というのも、日本だけはいまだデフレの影響から抜け出すことができず、この「全世界バブル」の蚊帳の外に置かれているからである。
ただし、日本でも東京都心などいくつかの大都市の中心部においては局地的なバブルが見られる。
東京では、銀座、表参道、新宿、六本木など再開発が盛んな地域や、田園調布、渋谷区松涛などの高級住宅地などでバブルと断二一口してよいほどの不動産価格高騰が発生している。
東京以外では名古屋、大阪、福岡といった都市の一部でも不動産バブルが見られる。
なかでも名古屋駅前の不動産バブルは相当なものだ。
名古屋には地上五三階、高さ二四五メートルを誇る巨大駅ビル「JRセントラルタワーズ」があり、「名古屋マリオットァソシアホテル」「高島屋」をはじめ多くの商業施設が入っている。
さらに二○○六年には、名古屋駅前にトヨタ自動車などが入居する「ミッドランドスクエァ」も完成している。
こちらも地上四七階、高さ二四七メートルの超高層ビルである。
これらの巨大商業施設完成の経済効果により、駅前の地価は大きく高騰している。
国土交通省が発表した二○○七年の基準地価によると、全国の地価上昇率上位五カ所のうち四カ所を名古屋駅周辺および栄(名古屋の繁華街)にあるビルの土地が占めた。
しかし、このように上昇している土地は、日本の全国土から見ればごくわずかである。
都市の一部の地価が高騰する一方で、地方の地価下落にはなかなか歯止めがかからない。
二○○三年四月に株が大底を打ち、日経平均株価は二倍以上に上昇した。
ところが、大企業の多くが最高益を計上する一方で中小企業の業績は依然厳しい。
全体的にはサラリーマンの給与も上がっていない。
日本のバブルがごくごく一部の局地的なものにとどまる一方で、他の先進国や新興国では信じられないほどのバブルがあちこちで見られる。
私はこの三、四年、取材等で世界の多くの国々を訪ねた。
そこで私が実際に目にし、耳にしてきた世界各地のバブルの実態を紹介していこう。
先進国、新興国の信じられないバブルの状況私は毎日新聞社に勤めていた八八、八九年頃にこんな経験をした。
当時はバブルの絶頂。
日中の車の渋滞がひどく、皇居のお濠沿いにある会社まで約一キロほどの距離を進むのに三○分以上もかかる状況であった。
徒歩で一五分くらいの距離だから、歩いた方がよっぽど速い。
仕事で急いでいた私は車を降り、走ってよく会社まで戻ったものだ。
やはり景気がよければ車も増え、渋滞もひどくなるということだ。
ソウルはまさにこれと同じような状況だ。
ソウルにある漢江という川の南方に江南という地域がある。
日本でいえば原宿のような若者向けのファッショナブルな街である。
街には車があふれ、深夜以外は渋滞が激しい。
四車線の道路が多く、全体的に日本より道路が広いのにもかかわらず、である。
しかも結構グメディアでもよく取り上げられているのでご存知だと思うが、中国のバブルはすさまじい。
というよりも、異常を通り越しているといった方がよい。
二○○七年六月、私は中国経済およびそのバブルの状況を取材するために上レードの高い車が走っている。
それだけ景気がよいのである。
九七年のアジア通貨危機により大きく落ち込んだ韓国経済も、その後は好調を保っている。
不動産価格も東京とたいして変わらない水準まで高騰し、高級マンションの価格は数億円は下らない。
ところが実際に現地の人たちに話を聞いてみると、一般市民レベルではむしろ生活は苦しくなっているという。
つまり、二極分化が進んでいるのだ。
一部の人たちは好調な経済の波に乗り富を蓄えている。
彼らの富が市場に流れ込み、バブルを引き起こしている。
この韓国のバブルについては中国の影響が大きいと考えられる。
私は数年前にも上海を訪れたが、町の様子は当時とはすっかり変わっていた。
とにかく車の数が非常に増えた。
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